第10回防具付全日本空手道選手権大会参戦!

7月28日、第10回防具付全日本空手道選手権大会が広島県立総合体育館小アリーナにて日本傳少林寺流空手道錬和舘様主管の元、盛大に開催されました。今回大会直前に全国的にコロナが再び流行し、直前に欠場となった選手(我が正流塾も1名)も出ましたが、そこは全日本大会!各階級で高レベルな戦いが繰り広げられました!

先ず登場したのは小学中学年(3・4年生)女子の部にエントリーした足立琳(上毛支部4年)!
お兄ちゃんの琉君と共に入門したのが昨年4月!とても練習熱心で持前のガッツで前に出て相手選手を圧倒するのが持ち味だ!大会2ヶ月前からは週2回の上毛支部の練習とは別に尚也師範率いる豊築支部の練習にも参加し、高学年の子とも組手練習を繰り返し技を磨いてきた正流塾期待の新鋭だ。しかしその壁は高かった。大きい相手選手に間合いを詰めて得意の上段突きを放つが僅かに届けず!一旦仕切り直して再開直後、相手選手の鋭い中段回し蹴りをもらってしまった。その後も同じパターンでまたもらってしまい悔しいデビュー戦となった。琳ちゃんに勝った選手も2回戦敗退!これが全国レベル!特に優勝した選手はスピード、テクニックがズバ抜けておりました。今回負けはしましたが、この大会に向けて頑張った事、間近でレベルの違いを体感できた事は今後の成長に向けて大きな糧になると思います!琳ちゃん、よく頑張りました!!

次に登場したのが中学生女子、松成みこと(宇佐支部3年)、松成真希(宇佐支部1年)の松成姉妹!1~3年生入り混じって
のトーナメントは体格で劣る真希には厳しい戦いになると予想してました。逆に姉みことは硬式空手でも実績を積み重ね8/2~8/4に東京代々木第二体育館で開催される第3回世界硬式空手道選手権大会への出場も決まっている正流塾期待のホープ!しかし全日本大会には魔物が潜んでいた!みこと、まさかの1回戦敗退!?その試合は私が観戦する前に終わっていた!逆に気を吐いて大きい選手に果敢に挑んでいったのが妹の真希!準決勝では強烈な上段回し蹴りを食らってしまい万事休すか!?と思われた。そして体格で勝る相手選手は一気に前にへ出てくる!そこへ真希の得意技、中段回し蹴りが突き刺さった!これで試合を振り出しに戻し、さらにもう一発、中段回し蹴りを決めて昨年に続き決勝の舞台へ駒を進めた!決勝戦は岡山の名門滴水會舘の強豪中島選手!体格で劣るも姉の分もと言う気持ちが後押ししたのか?引けを取らない攻防を繰り広げ互角の戦いを展開!しかし技ありを先制され、終了を告げる無情のホイッスルで試合終了!それでも1年生でこの結果は立派なもんです!
真希、やりました! 姉のみことには今週末開催されるの世界大会で奮起して欲しいものです。「今回の負けがあったから世界大会で○○できました。」の朗報に期待しましょう!(人間万事塞翁が馬)

小学生高学年(5・6年)男子重量級、このクラスになると小学生とは言えパワー、スピードとも一段の激しさを増してくる階級だ!我が正流塾からは足立琉(上毛支部6年)、山本聖大(豊築支部5年)がエントリーし共に初出場!勝敗の前に大丈夫か?と少し心配になるが、二人とも支部は違えど、この大会に向けて切磋琢磨し、しっかり準備してきた。先に登場したのは聖大!本戦はお互い有効技はなく延長戦へもつれ込む接戦!延長戦に突入すると終始攻めて攻めて攻め挙げて途中は技をもらいそうになりがらも何とかかわし、嬉しい初勝利を捥ぎ取った!続いて登場した琉!妹の琳ちゃんと共に入門し、持ち前のセンスの良さとガッツで、めきめき力をつけてきた!開始早々に琉の中段回し蹴りが決まったかに見えたが、旗は上がらず!そのまま延長戦にもつれ込み一進一退の攻防が続くも決着はつかず辛くも判定勝利をあげた!その後の試合では得意の中段蹴りが出なくなってしまい、突きも踏み込みがあまく決め手に欠けたが何とか判定勝利を収めた。しかしここまで!その後の相手は現在の実力ではどうしようもなく勝つ事はできなかったが初出場ながら敢闘賞(4位)に入賞できたのは立派!練習通りの動きはできなかったものの良く頑張ったと思います。そして試合後、同門の聖大君と仲睦まじく会話している姿を目撃。実はこの二人、これまで練習では一度も口を聞いた事がないらしく、今大会を通じてお互いを応援する事で芽生えた友情なのかもしれませんね。これが一番の収穫か!?(^^)

中学生男子重量級!今年こそはと全国制覇の期待がかかる末廣陽輝(豊築支部2年)が登場!立派な体格に恵まれ、普段は高校生相手に組手練習を行っており、期待十分!圧倒すると思われたが最近の中学生はデカい!高校生並みの体格の選手がいて陽輝が小さく見える!それでもしっかり勝上がり決勝の舞台へ!決勝戦の相手は大阪組手の名門、錬桜会の岡藤選手!体格も一回り大きい!それでも陽輝なら勝てると信じたかったが一歩及ばず!改めて全国制覇する事の難しさを痛感させられた。しかし来年は3年生!今度は大丈夫と思ったら勝てないだろう!本気で一年先を見据えて空手と向き合い、これ以上ない程やるだけやって、それでも掴めるかどうか判らないのが全国の頂点だから!

そして午後からは高校生~一般の試合が始まり、私は審判に入ったため、門下生の試合は殆ど観戦できなかったのですが一般男子Ⅱ部出場の猪俣(上毛支部)、一般女子出場、山崎綾香、松下琴美は残念ながら皆2回戦までに姿を消してました。この3名は全国制覇の目標を胸に長年に練習に取り組んでおりますが全国の高い壁に跳ね返され続けてきました。正流塾代表としてこの3名に伝えたい事は来年優勝をとると覚悟を決めて練習にも試合にも臨む事が大事!
一般女子で夢の姉妹決戦をみせてくれ!

こうして真夏の熱い戦いは幕を閉じました。終わってみると今回この大会に初出場していただいた拳正会の選手の台頭が目立ちました。特に小学生から高校生までは多数の優勝者、入賞者を輩出し、その強さをまざまざと見せつけられた感じです。一般の部は今年も名門錬桜会の独壇場でした。そして一般男子Ⅱ部で優勝したのは南谷選手!かつて私も出場していた少林寺流の全国大会で重量級入賞をしていた強豪選手!久しぶりにお会いして話できたのは嬉しかったが来年からは一般男子の部に出て下さい!(笑)

防具付全日本空手道連盟が発足して10周年の記念大会!これまで交流のなっかた他流の強豪選手も出場してきて、さらに盛り上がっていく様相を呈してきました。今後ますますレベルが高くなり、いつしか防具付空手の最強を決める様な位置にこの大会が盛り上がっていってくれればと思います。

今回の大会成功に向けて一年前より準備を進めてきた防具付空手道連盟会長・近藤信昭先生、大会実行委員長川本宏己先生他、錬和舘の先生方、スタッフの皆様大変お疲れさまでした。ありがとうございます。そして参加された各会派の先生方、選手の皆様、大変お疲れさまでした。素晴らしい大会をありがとうございました!

来年11回大会は鹿児島県で開催されるそうです。
*私事ですが約25年間、毎年全国各地で開催される全日本大会に私達兄弟の応援に始まり、孫の応援、門下生の応援と毎年共に行動し声援をおくってくれた父が今年で全日本大会へ応援に行くのを引退するそうです。長い間ありがとう!と言いたい所ですが恐らく来年の夏、ワンカップ片手に鹿児島にいると思います!多分!?(笑)

これでいい~んたい! はい、すみませんm(__)m

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