3月30日琉球少林流空手道「月心会」様主催の2025全九州オープン空手道選手権大会が熊本市総合体育館・大体育室で開催されました。この大会は正流塾を結成して以来毎年参加している大会です。レベルが高く勝ち上がるのは難しい大会ですが今回正流塾から3名が決勝の舞台へ駒を進めました。
今回正流塾では優勝候補筆頭だった末廣陽輝(豊築支部)が負傷により棄権、代わって先ず決勝へ上がったのは同門の先輩、高校・一般女子組手の部へエントリーした松下琴美(豊築支部)
これまでの大会では調子の波が激しく、尚也師範曰くメンタルが課題との事だが、この日の琴美は初戦から動きが違っていた。昨年は同大会で3位に涙を飲んだ。さらに決勝へ駒を進めた姉の綾香は接戦の末に破れ、姉妹揃って悔し涙を飲んだのは記憶に新しい。昨年の雪辱を晴らすべく上がった決勝戦!対するは月心会北大阪の強豪H選手!両者譲らぬ攻防を繰り広げ本戦・延長戦でも勝負は付かず、辛うじて判定により嬉しい優勝を飾った。判定とは言え勝ち切ることができたのは大きな自信に繋がるだろう。次の大会も期待しよう!
続いて決勝に上がったのは高校一般組手の部へエントリーした琴美の弟、松下大隼(豊築支部)!尚也師範曰く練習では抜群の動きを見せるとの事だが試合ではその実力を発揮できず、特に相手がファイタータイプの時にメンタルの弱さを露呈してしまう事が多かった。さらに今回も大会は強豪集うハイレベルな大会!しかしこの日の大隼は違った。初戦から落ち着いた試合運びで勝利すると次戦は苦手なファイタータイプ!さらにレベルも高い。それでも臆する事なく得意の突きで先制の技あり!相手選手の猛攻もしっかり捌き、受け流しながら見事勝利。準決勝でも苦手なタイプに勝ち切り決勝へ!決勝戦の相手も一瞬でも隙をみせれば一気に猛攻をしかけてくるファイタータイプ!しかしこれまた先制の突きを決めた。応援席も自然と力が入る。その後一瞬の隙を突かれ技ありを取られ振り出しに戻されてしまった。その後、延長戦でも決着が付かず惜しくも判定勝利で2位に終わった。とは言え、これまでの大隼からは想像できない程の動きを見せての大躍進だった。一皮むけた今後の戦いに注目したい。
最後に決勝の舞台に登場したのは一般シニアの部へエントリーした猪俣貴久(上毛支部)。これまで幾度となく出場するも勝つ事ができず苦戦を強いられる大会であったが鬼門とも言える初戦を突破し、その勢いのまま決勝戦へ!各上?と思われる相手選手と互角の戦いを繰り広げていたが一瞬の隙を突かれて中段蹴りをもらってしまった。結果は2位に終わったがアキレス腱断裂と言う大怪我から復帰しての今回の結果は見事であった。私より一つ年上の55才(今年56才)!何とか夢の全日本制覇を達成してもらいたい。
この3名の他に途中負傷で棄権により惜しくも3位に終わったが中学2・3年男子組手の部、末廣陽輝(豊築支部)、昨年に続き、土矢光恵(上毛支部)が高校・一般女子組手の部で見事3位入賞!次回大会からは猪俣光恵で出場します。色々な意味でおめでとうございます。
また下記の3名は初出場ながら何とか優秀選手賞へ食い込みました。
足立琳(上毛支部)小学3・4年女子組手の部
足立琉(上毛支部)小学6年男子組手の部
山本聖大(豊築支部)小学5年男子組手の部
また今大会初挑戦した下記門下生も負けはしましたが良い経験になったと思います。
西村映仁(上毛支部)小学1年男子組手の部
西村明莉(上毛支部)小学1・2年女子組手の部、小学2年型の部
濱田涼花(上毛支部)小学3・3年女子組手の部
足立琳(上毛支部)小学3・4年女子組手の部、小学4年型の部
山本聖大(豊築支部)小学5年男子組手の部
古末結依菜(豊築支部)小学5年型手の部
足立琉(上毛支部)小学6年男子組手の部、小学6年型の部
今後に期待したいと思います。
今回も素晴らしい大会を主管したいただいた月心会九州連合会会長の末廣先生、瀬井先生他、スタッフの皆様、参加された各団体の先生方、選手、保護者の皆様、大変お疲れさまでした。また来年お会いしましょう!
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