第3回防具付全日本空手道選手権大会

8/12(土)鹿児島市桜島総合体育館にて第3回の防具付全日本空手道選手権大会が開催されました。今回正流塾からは3支部合わせて14名の選手がエントリーし、型に組手にそれぞれ頑張りました。その中で今回上毛支部の猪俣さんが昨年の3位に続き一般男子Ⅱ部組手の部で見事準優勝の快挙をなしとげました。40歳で空手を始め、修業8年目。私より一つ年上ですが仕事も忙しい中、殆ど稽古を休む事無く参加し、常に若い選手相手に組手もこなすその姿は本当に頭の下がる思いです。この安定した実力はまさに努力の賜物です。ただ今回も残念ながら連覇中のO選手の厚い壁を破る事はできずその夢は来年へと持越しとなりました。来年こそ必ず取りましょう!


そしてもう一人、中学生2.3年生男子組手の部で奮闘し見事4位入賞を果たした原田響君。普段はサッカーに専念している為、今回も練習に参加したのは大会3週間前から!しかし兄譲りの攻撃力で並みいる強豪を次々と撃破したその姿は主審をしていたH先生を驚かせておりました。しかしさすがに即席ではそれ以上勝ち上がれませんでしたが立派なもんでした。今後やはりサッカーに専念するのか?頂点に立つために空手に真剣に向き合うのかは判りませんがここの兄弟は本当に楽しませてくれます(^^)


本来ならここで真ん中にいる兄、原田俊介君が高校生男子組手の部で優勝のトロフィーを抱えていると私を含め誰も疑っていなかったのですがついに負ける時が来てしまいました。1回戦の相手は昨年の優勝者岡山県滴水會舘のY選手。こちらも3年程負けた事が無いと言うまさに無敗対決が1回戦で実現していたのですが接戦の末、敗れてしまいました。悔しい思いをぐっとこらえ、腐れる事無く孤軍奮闘している弟へ声援を送るその姿は立派でした。Y選手に来年岡山に取り返しにいく等、雑談しながら優勝トロフィーを真ん中に二人で写真を撮っている姿を見ていると本当の実力者同士が拳を交える事で生まれる、まさに拳友と言う言葉がピッタリの良き友ができた瞬間であったと思います。今回の敗戦が彼をより強くする事だけは間違いないでしょう!他の選手も頑張りましたが残念ながら入賞は叶いませんでした。でも当たり前ですね!全国大会ですから。そんな簡単に勝てるわけもなく、ましてや優勝と言うのは本当に難しいです。また来年に向けて皆で頑張ろう!


そして最後にこの方、正流塾ではありませんが「うーん、見覚えある」と思った方も多いと思います。そう、勇武舘藤本道場の藤本先生です。かつて私とも何度か対戦し、リーチがあり、キレのある攻撃力でかなり苦戦させられました。勿論大切な拳友の一人です。今またこうして自分の子供や門下生の前で戦う姿を見せる事はとっても大変な事だと思いますし、勇気のいる事だと思います。カッコよく勝てれば良いですが勝負の世界そんなに甘くない。しかし今回一般男子組手の部で見事3位入賞致しました。全国で3位、立派です。心よりおめでとうございます。また戦いましょうとは言いませんが、また飲みましょう(^^)


今回は硬式空手、グローブ空手からも多数参加があり、色々と楽しませて頂きました。今後益々全国から流派問わず強い選手に多数参加して頂き、この大会が防具付ルールで本当の日本一を決める大会になっていく事を切に願います。その為にも選手主体の、今風に言えば選手ファーストの大会にしていく事が私たちの使命だろうと思っております。何はともあれ第3回の全国大会は無事終了致しました。今大会を準備して頂きました鹿児島県防具付空手道連盟の先生、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

えっ、正流塾第3の男はどうなったかって?

来年に期待しましょう!?(^^)

さあ、9月からはいよいよ硬式の大会に参戦していきます。どんなルールであっても自分達の空手を貫くのみ!

 

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