日本傳少林寺流・第1回型総合全国空手道選手権大会

10月27日、弟の尚也支部長と共に私達は早朝4時30分に広島県廿日市市を目指して出発しました。
それは今回初の試みとなります少林寺流の型のみの全国大会へ参加するためです。豊築支部より小2の末廣君、宇佐支部より小6の後藤ユキノさん、中学1年の佐藤モモカさんの計3名のエントリーです。この中でも末廣君はメキメキ力をつけており、特に7・8級の部では十分優勝するのではないか?と思っておりましたが、まさかの3回戦敗退でした。一緒に観戦していた大分の小野秀明先生も唖然!二人ともあっけに取られ「う~ン!?」な判定内容でした。そして宇佐支部の二人ですが、学年別、階級別共に1、2回戦で負けてしまいました。しかし今回この二人はこの大会の為に今できるであろう最大限の努力をしてきました。特に階級別(1.2級部の部)の指定型は全て鎮東の型!その事を私が把握したのは組み合わせ決定のメールが届いた9月末でした。鎮東の型は通常、初段を受ける時にする型の為、この二人には未だ教えていなかったのですが。あと1ヶ月!、いや未だ1ヶ月ある。やるしかないな!

もう二人には覚悟を決めてもらって覚えてもらうしかない!私の無茶振りに付いてこれるのか?とも思いましたが二人とも宇佐支部の練習は勿論、上毛支部の練習にも参加し、さらに自宅での鍛錬を重ね3、僅か1ヶ月で十分見栄えのする型に仕上がりました(^^)

しかし現実厳しく、試合自体は勝てませんでしたが、それでも佐藤さんが1回戦を突破できたのは努力の賜物だったと思います。二人とも全国大会と言う大きな山の上る為、最大限の準備をして挑みました。これこそが今回、二人にとって、私にとっての大きな収穫でした。特に後藤さんは普段組手が苦手でなかなか勝つ事が出来ない為、型でこの様な大きい舞台を目指せる事は良いモチベーションになった事と思います。本気になった子供達の姿は私の想像を遙かに超えてくれます。改めて無限の可能性を秘めてるなぁと思いました(^^)

今回この大会を主管して頂きました広島錬和舘の近藤先生、川本先生、藤本先生他、先生方、スタッフの皆様大変お疲れさまでした。ありがとうございました。来年は岡山県で第2回大会が決定致しました。今後この大会をより盛り上げて良いものにする為には審判の育成が急務ではないか?と感じたのは私だけではないはずです。

 

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