祝・優勝☆安部さん!

昨日12月10日、霧島市牧園アリーナにて第21回九州硬式空手道選手権大会が開催されました。我が正流塾からは以前お知らせした通り、一般級の部、空手歴1年安部さん40歳1名のみの参加となりました。初めての大会会場に何処に行っていいかも判らず取敢えずプログラムを渡し、ゼッケンを貰う様指示しました。私と尚也は前の席に座りその後、審判だった為、安部さんの事は多少気になるが子供ではない為、孤独な中頑張ってもらうしかないと言う思いでした。開場では同じ防具付空手道連盟の楊心門の枦山先生、南谷先生、大堤先生、東襲山道場の日原先生、拳志会の井田先生、他拳志会の先生方にお会いし挨拶を交わしました。

そして実際に一般級組手の部の試合が始まったのは午後から、私はBコートで本日のメインイベント、一般有段者組手の部の副審。安部さんは隣のAコート!副審席から安部さんの方を見るとこちらを少しうなずいた様だったので私がうなずくと大きくうなずきました。そこには「頑張ってこい」、「やってきます」と言った心の会話があったと思います。私の前では強烈なノックアウトシーンも炸裂する白熱の力戦が展開されておりました。試合間のインターバル中に一瞬Aコートに目を向けると技ありの宣告を受ける安部さんの姿が!とにかく1ポイントは取った様だ(^^)

次に目を向けた時、吹き飛んでひっくり返る相手の姿が!(*_*)  恐らく得意の半飛び足刀蹴りを決めたのでは?と想像しておりました。その後は目を向ける時間等なく目前試合に集中しておりましたら創凛塾、原先生が私の耳元で「安部さん優勝しましたよ」と教えてくれました。

審判終了後、安部さんの元へ!「おーッ。凄い、優勝おめでとう」

安部さん曰く「何を入れて、何を取られたのかも良く覚えておりません。とにかく必死でした。」「試合までの気持ちを作るのが大変でした。周りの練習風景を見ると凄すぎて、・・ 外を走りに行ったりして何とか・・・

初めての試合で誰の声援もなく、一人孤独な中、恐怖心とも戦いながらその時を迎えるまで頑張ったようでした。

「子供にトロフィーを持って帰るといってたんで!」と言っても本当に持って帰るのがどれだけ難しいかは挑戦した方なら判ります。そんな容易い物ではありませんし、硬式空手の選手は皆ファイターでアグレッシブ!  白帯、最年長で本当、良く勝ちました(^^)  これも先輩猪俣さんに胸を借り、時には強烈な突きを喰らい、ぶっ倒れながらも果敢に喰らいついて頑張った、まさに修錬の賜物です。それにしても私の弟子達は本当よくやってくれます。

しかし、そろそろ型も覚えて昇級しましょう!

ところで我が弟、尚也先生は別のコートで審判しているはずだが何故か姿が見受けられない!?

よーく探しているとグリーンのジャンパーを着た選手係が何故か似ているなぁ? いや、これはどう見ても尚也なだぁ(*_*)・・・ 何故か選手を呼び出したり、並べたりしている!

大分県硬式空手道連盟審判長、正流塾・小出石尚也、これも修業です(ー_ー)!!

今回の大会にあたり、主管を務めて頂きました鹿児島県硬式空手道連盟の川越先生始め、拳心会の皆様、大変お疲れ様でした。ありがとうございました。

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