感動☆第1回大分県硬式空手道選手権大会

4月28(日)記念すべき第1回大分県硬式空手道選手権大会が正流塾宇佐支部の地元、三和酒類スポーツセンター(宇佐市総合体育館)にて盛大に開催されました。今回は第1回大会と言う事もあり、九硬連より川越会長をはじめ、遠くは鹿児島、宮崎、熊本より、またお隣の福岡からも多数 の先生方、選手達が集いレベルの高い大会となりました。私達は地元開催とあって前日の準備から当日の準備、そして審判、後片づけと何かとバタバタしましたが宇佐支部の保護者中心に正流塾各支部、大硬連各会派の先生、門下生、保護者の方に手伝って頂き、何とか無事終える事ができました。色々不手際も多かったと思いますが、次回の反省に生かしたいと思いますのでご了承頂きたく思います。

さて、そんな中、色々な思いの詰まった今大会は昨年度中学生組手の部九州チャンピオンに輝いた竹下覚選手(大硬連・正友会)の選手宣誓によって熱戦の火ぶたが切って落とされました。今回組手において普段の練習では素晴らしい組手を披露する上毛支部の康太君(小4)、ここに来てメキメキ力を付けてきた宇佐支部みことちゃん(小4)、大会では圧倒的強さを発揮する宇佐支部オウガ君(小3)、形では一気に開花してきたモモカ(中2)が私の中では優勝候補でした。また今回中学生の部初挑戦となるリョウ(中1)、同じく高校生の部で初挑戦のとなる姉ハルカも何処までやれるのか?等々、正流塾の小2~一般シニアまで見どころ盛りだくさんです。尚也先生率いる豊築支部はブログの方に掲載されると思いますので割愛しておきます。

先ず今回も予想通りの強さを発揮した小3男子組手、オウガ君!準決勝で残念ながら優勝した子に負けてしまいましたが、しっかり勝ち上がる実力は本物!優勝した子は昨年の九州チャンピオンでもあり、実は九州大会でもこの子に負けたらしい。今回、先制しただけにあと一歩と言うところか!?それにしても期待していなかった小学3年生形の部も3位入賞とは(*_*;  本番に強いと言う事は良い事です(^^)

同じく小3組手の部で台風の目となったのが同門のワタル君。元々自力はあるのだが最近は手数が減り、オウガ君やみことちゃんに押される事が多く、いまいち実力を出せずにいました。ところが今回動きが違う。怒涛のラッシュで攻めまくっている。一瞬似てるけど別の子か?と思われる程の凄まじい動きにビックリしてしまった。親御さんによれば今回ズボンを変えたらしい。「それが良かったんですかね~!?」・・・ 判りません(;’∀’) 最後はスタミナが切れてしまったようですが何はともあれ堂々の2位です。お見事!

続いてワタル君の姉、高校の部、初挑戦のハルカ!今回は人数の兼ね合いで高校一般女子の部で開催となり、条件的には、かなり厳しいものになってしまいました。しかし予想に反してしっかり相手の攻撃をかわし、攻めるべき所を攻め、決勝で一般女子相手に見事勝ち名乗りをあげました。これにより7月に東京で開催される全国大会への切符も手にしました。6月2日に出場する防具付の大分県大会でも是非昨年の雪辱を果たして欲しいと思います。

もう一人、武田家では忘れてはならない宇佐支部エース、リョウ君がいます。今回中学生の部、初挑戦であり、小柄なリョウ君に対して大きい選手が多いだけに何処までやれるか?気になるところでした。初戦から大柄な選手と対戦。素晴らしい前廻し蹴りを2本決めるも、突きの打ち合いに応じてしまい、最後は1ポイント差で負けてしまいました。しっかり戦っての敗戦は次の勝利に必ず結び付くでしょう!そんなわけで組手は負けてしまいましたが豊築支部の横川君と共に中学生型の部で見事3位入賞。今回は武田家3兄弟全員入賞で良い記念大会になった事と思います。

そして今回最も感動的だったのは宇佐支部モモカ(佐藤杏果さん)の初優勝です。昨年12月に開催された白桃旗大会で準優勝。頂点まであと一歩の所で涙をのみました。そして念願だった初優勝。私が宇佐支部にいってから早2年、大きく成長した門下生の一人です。色々な事を乗り越えながらようやく掴んだ優勝は感動の涙と共にご両親をはじめ、多くの仲間を感動に包んだ事と思います。本当におめでとう。努力する事の素晴らしさを身をもって体感し、今なお、勝つ事のできない後輩達にも良い「道しるべ」を示したと思います。そう言えば今回の大会のテーマは道!  かつて私の師匠に「空手に道が無ければ、ただの暴力となってしまう。空手とは殺人拳ではなく活人拳でなくてはならない。故に技や体のみの鍛錬ではなく、同時に心の修業が供わなければならない。だから空手でなはく、空手道と言うんだよ」そう言われたのを思い出します。まさしく私達指導者は空手道を伝えていかなければならないと改めて思いました。「正義のない力は暴力であり、力のない正義は無価値である」

ともあれ多くの先生方、保護者の皆様の協力を得て、何とか大きな怪我等もなく無事大会を終える事が出来ました。現在正友会竹下会長、創凛塾(原先生)、稽武会(後藤先生)、そして正流塾(小出石兄弟)の4団体で結成する大分県硬式空手道連盟は未だ始まったばかり!皆で力を合わせて成しとげた記念大会は感動的でした。関係者の皆様、大変疲れさまでした。チーム大分、最高です!

今回こそはの思いを胸に挑み、またしても敗れてしまった門下生諸君!努力していれば、諦めなければ必ず報われる時が訪れるはずです。「勝手奢らず、負けて悔やまず」の精神で今日からまた皆で次の目標に向かって進んでいきましょう!

最後になりますが九硬連揚げて応援に駆け付けて下さった各県連会長、選手、保護者の皆様、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。

正流塾大会結果
小学3年男子組手の部   優勝 末廣陽輝(豊築支部)
〃        2位 武田航(宇佐支部)
〃        3位 今村桜雅(宇佐支部)
小学3年生・形の部    3位 今村桜雅(宇佐支部)
中学生・形の部    優勝 佐藤杏果(宇佐支部)
〃       3位  横川航大(豊築支部)
〃       3位  武田凌(宇佐支部)
高校一般女子組手の部 優勝 武田陽花(宇佐支部)
一般シニア組手の部  2位 安部英樹(上毛支部)
〃       3位 猪俣貴久(上毛支部)

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